コラム
2022年06月24日

トイレに手すりは付けるべき?介護やバリアフリーの観点から解説

トイレに手すりは付けるべき?
トイレの手すりと聞くと、多目的トイレに設置されている場面を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。介護やバリアフリー化において重要なトイレの手すりには、さまざまな種類があります。

今回は手すりの種類やその特徴、お得にバリアフリー化を行える補助金など基本情報を解説します。トイレ内での転倒が不安、立ち座りの動作がつらいと感じ始めている方・家族が心配という方は、ぜひチェックをしてください。

トイレ内での手すりの役割

トイレ内に設置される手すりの主な役割は、立ち座りなどの動作の補助です。高齢者の方や足が不自由な方にとって便座に座る、便座から立ち上がるという一連の動作は、大きな負担となります。トイレの手すりにはこれらの動作のサポートし、負担を減らすという役割があるのです。

また足腰の弱い方にとって、立つ・座る・歩くなどの動作を行うトイレは、転倒しやすい場所のひとつです。運動機能や筋力が低下していると、これらの動作でバランスを崩しやすくなります。狭いトイレでの転倒はたいへん危険です。もしもの時につかまれる手すりを設置して、転倒事故を未然に防止しましょう。

手すりの種類と取り付ける位置

トイレで使用される手すりは、1種類ではありません。それぞれの手すりの特徴と使い方、取り付ける位置について解説します。

L字型手すり

水平手すりと縦手すりを組み合わせた手すりのことです。水平手すりは地面に水平に、縦手すりは地面に垂直に設置される手すりのことを指します。多目的トイレに設置されていることも多いため、見かけたことがあるという方は、多くいるのではないでしょうか。トイレにて使用される手すりでは、最もポピュラーな手すりだといえるでしょう。主にトイレでの立ち上がりの動作や、中腰での移動を助ける役割があります。

設置場所として、縦手すり部分が便器から300mm程度前方、水平手すり部分が300mm程度上の位置が一般的です。しかし便器から手すりが遠いほど、身体の重心を移動して楽に立ち上がれるという意見もあります。個室の広さやペーパーホルダーの位置とのバランスも見つつ、設置場所を決めましょう。

縦手すり(I字型手すり)

L字型手すりの縦部分のみが独立した手すりです。L字型手すりと同様に、立ち上がりの動作や立ったままの姿勢を維持する際に役に立ちます。

設置場所としては、トイレの出入口付近に設置されます。お年寄りの方が扉を開け閉めする際に、身体を支える役割を果たすのです。そのため使用する方の肩の高さ程度の位置に、設置することが一般的です。長さは500mm程度といわれていますが、転倒の恐れがある場合は、より低い位置までカバーできる長さを確保しておくと安心でしょう。

可動式手すり

可動式手すりは使用する際に、上に跳ね上げるタイプと水平にスイングさせるタイプの2種類があります。どちらも折り畳みが可能なため、狭いトイレの空間にはぴったりです。また背もたれやひじ掛けが付いており、通常の手すりよりも体を預けやすいという特徴があります。

設置場所は使用する商品によってさまざまです。形状は水平手すりに近いため、便器の横に設置することが多く見られます。

波型手すり

くねくねと波状の曲線を描いている手すりのことを、波型手すりと呼びます。通常のまっすぐな手すりに比べて、握りやすい・力を込めやすいのが特徴的です。トイレでの立ち上がりをしっかりサポートしてくれる手すりです。

基本的に便器の横に設置します。トイレの入り口から便器に向かって低くなるように斜めに設置すると、座る時の支えとしても活用できるでしょう。

補助金の活用

手すりの設置が介護やバリアフリー化を目的とする場合、補助金を受けられる可能性があります。補助金を得られる条件や具体的な金額などは、住んでいる自治体によって異なります。補助金を得ることで改修の費用を抑えて、よりよい品質の手すりを設置したりできるのは、ありがたいポイントです。

介護やバリアフリー化を目的に手すりの設置を検討されている方は、工事を依頼する業者に相談して申請をおこなってみてはいかがでしょうか。また地方自治体のホームページで補助金について、事前に調べてみることもおすすめです。

まとめ

介護やバリアフリーという観点からも、トイレの手すりはなくてはならない存在です。手すりを設置する際には、かならず使用するご本人としっかり話し合いながら、設置場所などを決めましょう。また本格的に設置を始める前に、見本の手すりで位置や使用感を確認しておくのがおすすめです。「いざ使ってみるとあまり役に立たなかった」という、事態も回避できます。担当の業者とも相談しながら、使用するご本人の身体に合った手すりを設置しましょう。

「株式会社 Number Second」では、お客様のご要望に合わせてオーダーメイドの手すりを製作しています。アイアン製品のため、体重をかけても安心です。トイレに手すりを設置しようとご検討中の方は、ぜひとも一度ご相談ください。