2024年07月23日

ステンレス 手摺製作 はじめました

アイアンのスチール手摺をこれまでに手がけて参りましたが
外部の手摺で鉄はどうしても錆が気になってしまうため
ステンレスのご要望を多く頂戴しておりました。
昨年よりステンレスを加工できる設備も導入して試験的に製作を
開始させていただきまして皆様にお届けできるような体制が整いました。

簡単ですがステンレスについてご紹介させていただきます

Q.気になる価格について
A.鉄に比べるとステンレスの鋼材単価は5倍から6倍ほどとなります。
   その代わりに鉄の場合は錆止め、塗装が必要となりますが
   ステンレスの場合はその工程・作業は不要となります。
   溶接や切断についても作業は鉄・ステンレスも然程手間は変わりません。

Q.ステンレスとは?
A.鉄合金の中で特殊な「さびにくい」という性質の金属です。
   耐熱性、耐食性の強度にも優れています。

Q成分の近い
A.
鉄(鋼): 鉄は主に鉄と炭素からなる合金です。鋼は鉄と少量の炭素(一般には0.2%以下)を含み、 他の元素を添加して特定の特性を持たせたものです。ステンレス鋼: ステンレス鋼は鉄にクロムを主成分とする合金で、一般的にはクロムが10.5%以上含まれています。さらにニッケルや他の元素が添加されることもあります。

Q.ステンレスでも錆びる可能性がある条件
A.

  1. 塩分や化学物質の影響: 特に海水や塩分の多い環境、または強酸性や強アルカリ性の化学物質が接触すると、ステンレス鋼の酸化皮膜が破壊され、錆が発生することがあります。
  2. 損傷や汚染: ステンレス鋼表面に損傷(傷やへこみ)や外部からの汚染物質が付着すると、その部分から錆が始まることがあります。
  3. 環境条件: 特に高温、高湿度などの極端な環境条件が長期間続く場合、ステンレス鋼の耐食性が低下し、錆が発生することがあります。

これまでは塩害地区や雪の多い場所、バルコニー、屋上の手すりはどうしても錆が気になるため
スチール手摺のみの対応だった当社ではお断りすることも多くございました。

今回ステンレス素材を導入することで対応の幅も広がりましたので
今後ステンレスに関わる製作物がありましたらお気軽にご相談いただけましたら幸いです。