コラム
2022年08月24日

自宅で手すりをつける場合鉄とアルミどっちがおすすめ?両者を徹底比較

自宅で手すりをつける場合
自宅に手すりを備え付けたい場合、いろいろな選択肢が出てくるでしょう。その中の一つに素材があります。素材別にそれぞれ異なる特性がありますから、自分たちの求める条件により合致する素材を選びましょう。今回紹介する鉄とアルミは素材として候補にのぼる金属です。ところで鉄とアルミにはどのような違いがあるのかご存知でしょうか。この記事では、鉄とアルミの素材の違いについて、詳しく解説していきます。

鉄とアルミの違いについて解説

まずは素材として鉄とアルミにはどのような特徴があるかについてまとめます。それぞれにメリットとデメリットの両面のあることがわかります。

使い勝手のいいアルミ

アルミニウムの特性のひとつで無視できないのは、軽量である点です。金属の中でも軽量なものの代表格といっても過言ではありません。1立方センチ当たりの重さは2.7gと言われています。これは鉄と比較して実に1/3ほどの重量です。アルミニウムが使い勝手のいい金属とよく言われるのはこの軽量にあるといえます。

アルミが工業製品として普及したのは、航空機の軽量化がきっかけと言われています。この時アルミの開発が進められ、今では人工衛星や新幹線、地下鉄などのいろいろな乗り物に使われています。

また加工のしやすさもアルミの特性といえます。優れた展性を持ち、切削したときの抵抗も少ないのです。優れた熱伝導性を持っていて、切削したときの熱の拡散もスムーズです。そのためいろいろな形に曲げられ、加工しやすい金属です。建材やキッチンなど私たちの身の回りの製品にもアルミがよく使われています。これもこの加工性の良さで使い勝手がいいからです。

強さに勝る鉄

鉄はアルミと比較して、なんといってもその強度が魅力的です。縦弾性係数という剛性を判断するバロメーターがあります。アルミの中でもいくつか品種があります。しかしどの品種でも縦弾性係数は鉄のおよそ1/3程度です。つまり同じ力が加わった場合、アルミは鉄の3倍も変形してしまいます。

この優れた強度によって、広い分野で鉄は使われています。建築用の建材や自動車などの車両、造船、橋などで使われています。またコストが安いのも鉄の魅力です。1トン当たりの鉄の単価は約10万円と言われています。ちなみにアルミニウムの場合、原料コストは約3倍かかるといわれています。低コストで製品を作りたければ、鉄の方に一日の長があります。

手すりを設置する場合鉄製とアルミ製のどちらがいい?

自宅に手すりを新たに設置したい、既存のものを新しいものに取り替えたいと思っている方も多いでしょう。その場合、鉄製とアルミ製のものとどちらを選んだほうがいいのでしょうか。鉄とアルミには性質に違いがありますので、何を優先するかによって変わってきます。

サビのリスクのないアルミ製手すり

鉄製の手すりの場合、どうしても付きまとうのはサビです。長期間なにもメンテナンスをしていないと、徐々にサビが出てきます。見た目がよくないというのもありますが、サビによって手すりの強度がダウンしてしまいます。

アルミ製の手すりの場合、サビが発生しません。たとえば屋外に手すりを設置する場合、どうしても雨風にさらされます。鉄製の場合、メンテナンスを定期的にしないと錆が進んでしまいますが、それを「味」と捉えるのであれば鉄は錆びることがメリットとも言えるでしょう。

デザインにこだわりたければ鉄製の手すり

アルミ製の手すりの弱点として、意匠性に劣る点が挙げられます。鉄製の手すりの場合、意匠性に優れているのが特徴です。デザインにこだわりたければ、鉄製の手すりを導入するのも一考です。

例えば空間の空いた手すりを作ることも可能です。そうすれば、廊下と階段のスペースを完全に区切らずに済みます。このため開放的な空間になり、圧迫感がなくなります。あまり広くない家の中に手すりを導入する場合にはおすすめです。空間が空くことによって、風通しが良くなるのもメリットの一つです。サビの発生するリスクがあるので、メンテナンスをこまめに行わないといけません。しかしもしおしゃれなこだわりの空間にし上げたければ、アイアン手すりを導入するといいでしょう。

まとめ

アルミと鉄は同じ金属ではありますが、その特徴は全く異なります。軽量で使い勝手のいいのがアルミで、サビ発生リスクはあるものの強度に優れているのが鉄です。手すりを作る際にはどちらの方がより自分の好みにマッチしているのか検討しましょう。

もし鉄製の手すりを設置したければ、「株式会社 Number Second」にお問い合わせください。鉄製のアイテムのオーダーメイドを受け付けています。鉄製手すりの魅力はデザイン性に優れている点です。オーダーメイドでお願いしていただければ、理想のデザインに仕上げさせていただきます。経験豊富なベテランのスタッフが多数在籍しているので、皆さんの要望を細部までしっかり再現させていただきます。ホームページにどのような手すりを制作しているのか画像付きで紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。