コラム
2022年08月24日

補助金を利用してバリアフリーに!補助金の有意義な活用法

補助金の有意義な活用法
日本には、さまざまな補助金があります。家を省エネ化したりバリアフリーにしたりするときには、補助金が出ることもあるので、上手に使いこなすことがポイントです。しかし、補助金には多くの種類があり、どれを使えばいいか迷う人も多いでしょう。補助金を賢く使うための方法について、今回はご紹介します。

バリアフリーの補助金の種類について

補助金には、高齢者向け住宅整備事業、住宅確保用配慮者専用賃貸住宅改修事業、既存建築物省エネ推進事業の3種類があります。それぞれどんな内容なのかが、想像しにくい方が多いでしょう。今回は、この3種類についてご説明します。

高齢者向け住宅整備事業

高齢化社会により、高齢者同士のみで住んでいる家の増加に対し、安心して生活できる住居の整備を目的とした事業です。新築や改修事業をしたい方は、申請を行い、申請に通過した方のみ、補助金を受けられるのです。補助完了後10年間は、定期的に状況報告などを行う必要があります。また、場合によっては、補助金返還要求などが課される場合もあります。

住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業

空き家などを住宅確保要配慮者専用の住宅として登録し、公営住宅に準じた家賃の額以下であることなどが、条件にある補助事業です。補助内容としては、バリアフリー改修や子育て世代対応改修工事など、幅広く行われます。上限は一戸あたり50万円までで、改修工事の3分の1です。しかし、用途によっては加算される場合があります。高齢者の人口増加や、待機児童の増加などから、セーフティネットの役割として果たせるようにすることが目的となっています。

住まい環境整備モデル事業

高齢者や障がい者、子育て世帯が安心して暮らせるような住宅の整備を、目的とした事業です。事業テーマがそれぞれあり、目的に合わせて応募することが可能です。補助金は、補助対象によって補助率が異なります。住宅の整備費は、建設においては、一戸当たり10分の1で、最大200万円支給されます。また、改修では、3分の2で最大300万円支給されるのです。事業テーマによって条件が異なるので、募集要項をよく読むことが大切です。

補助金を使ってできるバリアフリーとは?

それでは、具体的に補助金を使ってできるバリアフリーには、どのようなことがあるのでしょうか?今回は、高齢者・障がい者・子育て世帯の3種類の支援対象者にわけて、ご説明します。

高齢者

まず、高齢者の方に対して、自宅を介護しやすい環境に改修したり、介護サービスを受けたりできます。家の改修工事では、廊下やトイレ、お風呂場などに手すりを付けて、座ったり立ったりする動作をしやすくできるのです。また、介護サービスでは、施設の入所やデイサービスの利用などがあります。

障がい者

障がい者の方たちへのバリアフリーは、障がいによって異なります。主に身体障がいの方に対しては、お風呂や排せつの補助がしやすいような作りにする必要があります。また、車いすを使っている方に対しては、段差のない家づくりにすることが良いでしょう。また、事業所で障がい者の方を受け入れる場合も、同様に車いすに対応した施設づくりが大切です。

子育て世帯

子育て世帯は、育児に対する費用や、普段の生活費など、多くの面でお金が必要です。そのため、条件付きで住宅の費用補助が可能になっています。主に、省エネ住宅にすることなどが条件として組み込まれています。

補助金制度にはどんなことに気を付けるべき?

最後に、補助金制度を利用する際には、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。読み間違いや、対象者を間違えてしまうと、思っている以上に費用が掛かってしまうこともありますので気を付けましょう。

どのくらい自己負担額がかかるか

まずは、必ず自己負担額がどのくらいかかるのかを把握しましょう。制度によって自己負担額の割合は異なるので、確認が必要です。ここを間違えてしまうと、思っている以上に予算がかさんでしまう可能性も出てきます。また、補助金額の上限金額もあらかじめ理解しておくことが大切です。

申請の流れについて

申請の流れについても、しっかりと確認しましょう。それにより、申請期間や補助金を受け取るまでのスケジュールを、組み立てやすくなるでしょう。補助金の申請期間や申請できる条件、管轄している国の機関などはそれぞれ異なります。自分が使いたい条件はどこに属しているかを知り、流れを把握することでより効率的に補助金を得ることが可能になります。

まとめ

補助金は、高齢者が一般的だと考える人が多いでしょう。しかし、実際は、障がい者や子育て世帯など、さまざまな人が受けられます。そして、補助金を受けることで多くのサービスを受けられるのです。「株式会社 Number Second」では、オーダーメイドの手すりの設置を行っています。人によってバリアはさまざまです。一人一人に合わせたバリアフリーを、当店ではご用意することが可能です。何かバリアフリーについて、わからないことなどがありましたら、ぜひ一度ご連絡ください。お待ちしております。