コラム
2022年09月04日

オープン階段手摺について



当社で最も注文・製作依頼をいただきますオープン階段手摺(アイアン)についてご紹介します。

オープン階段とは片側が壁、片側が上記のようにリビングに対して吹き抜けている階段を
オープン階段と一般的には呼びます(両側がオープンの場合もあります)

階段本体の素材が木であったり、鉄骨であったりと条件は様々ですが
基本的にはどちらも設置可能です。

13段のストレート手摺になりますと全長で5メートル近くなりますので
搬入経路が確保できるかなども確認する必要があります



また、新築を建築されていて、工務店さんやハウスメーカーさんで
当社にて手摺を施主支給扱いとする場合に
建物の完了検査に間に合うかどうかとても重要となります

建物の完了検査とは
新築工事の完成時に建築確認申請通りに建物が出来ているか
役所もしは民間の申請機関の検査員が確認しに現場へ来ます。
その時に手摺がついていないと検査合格にならず、合格書がもらえないと
住宅ローンの最終融資が許可されず、引き渡しが受けられらいという
事態になりますので十分に打ち合わせの上で進めさせていただきます



○豆知識(オープン階段)

階段の段数ってどれくらい?

戸建の一般的な1階から2階までの階段の段数は13段・14段程度が最も多く
(階高と言われる1階もしくは2階の天井高がとても高い家はもっと段数が多くなります)
比較的13段がとても多く感じます

○オープン階段と普通の階段の価格差は?

■普通の階段の場合
階段本体になります通常のストレート階段の規格セットの場合
材料と施工費用で大凡20万円から25万円くらい(手摺なしの話)

■オープン階段の場合
木のオープン階段セットと施工費用で大凡50万円から65万円前後(手摺なしの話)
普通の階段よりは30万円から50万円ほどメーカー、施工会社によりますが
高くなります。プラス手摺の費用がありますから
オープン階段にしようと思うと、オプションで75万から100万円くらいと
それなりに費用がかかります

○オープン階段のメリット・デメリット

■メリット

空間が広くなる
カッコいい
デザイン住宅の象徴的存在

■デメリット

値段が高い
冷暖房効率が悪くなる
落下の危険性(小さなお子様)がある

○よく心配される落下の危険性について

意外と気をつけて使う方が多いので落下事故の症例は非常に少ないそうです。
気になる方はお子様が小さい間はメッシュネットを貼ったりと
危険回避されるお宅も少なくありませんが
通常の階段でも飛び降りたりしてしまえば危ないので
戸建ならではですが階段には注意するということです(大人もですね)