2022年09月06日

アイアン手摺でシビアな納まり

今年の製作でシビアな納まりだなーっと感じた2つの実例を紹介します
上記の一つは壁と壁の間に設置する斜めの手すりです。
一見シンプルで簡単そうですが壁も現場によりますが完全に垂直でなかったり
通りがうまく合わなかったりすることがあります。
こちらのお客様は注文住宅を数多く手掛けるビルダーさんで図面もいつもきっちりしたものを
いただきます。製作側でもどうしても数ミリの誤差が生じるためこのような納まりはとても気を使います。

ある程度壁から壁までの寸法をいただき2mm前後のクリアランスを確保して作りますので
滅多なことがない限りは入らないということはありませんが
稀に採寸がズレているなんてこともあります

いつも慎重に慎重に確認しながら作業させていただいております



もう一つの事例はオープン階段手摺がL型に入り込み、さらに吹き抜け手摺と繋げるという
デザインです。設計士さんが何気なく書かれた絵をカタチにしましたが
これも意外と大変でした。
L部分の高さが一部低くしなければならなかったり、吹き抜け部分と階段手すりを繋げる
角度が数ミリずれるとジョイントが合わないなど
念の為こちらは製品を粗方作ったものを現場に一度仮合わせさせていただき
そこで微調整と確認をして一度持ち帰り溶接という手間をかけて取り付けさせていただきました

手すりは大半階段が仕上がってから設置や採寸しますので
その頃には内装が結構進んでいたり、壁紙が仕上がってたりする場合もあるため
現場溶接があまり出来ません。

このような納まりは時間と手間が多少かかりますので少し割高にはなりますが
一つ一つ丁寧に対応します

アイアン手すりのシェア日本一を目指して頑張っております!

ぜひオープン階段手摺・吹き抜け手すりのオーダーお気軽にお問合せください